“反論”に異議

 炎上騒動を受けて、今井議員は7月30日に“反論”を投稿。

《内政の失敗は内閣を滅ぼすが、外交の失敗は一国を滅ぼす》

《外交も人間関係の構築から始まります。だからこそ私は度々、他国の人々と交流のためにその地を訪れます》

「ただの観光旅行」と批判が集まっている『自民党女性局』のフランス研修(松川るい議員のツイッターより、現在は削除済み)
「ただの観光旅行」と批判が集まっている『自民党女性局』のフランス研修(松川るい議員のツイッターより、現在は削除済み)
【写真】新藤加菜議員、“アベノマスクブラ”を着用した過激な選挙ポスター

 と、研修の意義を説明するとともに、自身のアカウントに送られた過激なダイレクトメッセージをスクリーンショットで公開した。

「メッセージは《早く死んでほしいです》など、過激な言葉で今井議員を攻撃する内容でした。今井議員《私は残念ながら何を言われても、死ぬことはありませんが、世の中にはその言葉に悩み、苦しみ、思い詰める人もいます》と誹謗中傷への注意喚起を促しつつ、《このような言葉を発する方々のことも心配しています》と、攻撃的な投稿をする人たちを哀れむような文章を綴りました」(前出・スポーツ紙記者)

 批判の声に対して、反対に苦言を呈して見せた今井議員。しかし、この"反論ムーブ"に異議を唱える者がいて……。

「2020年の都議会北区補欠選挙の際、アベノマスクをブラジャーにした選挙ポスターで『ホリエモン新党』から出馬、物議を醸した新藤加菜港区議会議員が、今井議員の反論ツイートに噛み付きました。新藤議員は文末に《誹謗中傷がダメなのは言わずもがなです》と注釈を入れつつ、今井議員のツイートを引用して《うわぁ…女の嫌なところ詰め込んだって感じの炎上対応だなあ》と、厳しい言葉で反応。かく言う新藤議員も“マスクブラ”の話題以降、幾度となく炎上を経験してきていますが、彼女はツイッターのリプライ欄でネットーユーザーと正面から“バトル”することもしばしば。対して、遠回しに相手を煽るような姿勢を見せた今井議員の対応には、少し思うところがあったのかもしれません」(同・スポーツ紙記者)

 思わぬところからも矢が飛んできた、自民党女性局の海外研修問題。議員たちが何を学んできたのか、その成果を示す働きに期待したいが――。