8月7日、『デイリー新潮』は市川中車こと香川照之が31歳年下の女性と2022年に密かに再婚し、年末に男児が生まれていたことを報じた。
「香川さんは1995年に元CAの女性と結婚して、長男の市川團子さんと長女の2児が誕生しましたが、2016年に離婚していますので、結婚は2度目。しかし昨年、香川さんは銀座のホステスに対する性加害が明るみに出て、CMやレギュラー番組をすべて降板。今年の5月も、彼のいとこで澤瀉屋の中心的存在だった市川猿之助さんが心中騒動を起こして逮捕。澤瀉屋の存続自体も不安視されています。そんな逆境に立つ香川さんの奥さんとお子さんに、これからのしかかる苦労は計り知れません」(梨園関係者)
香川とAさんはどんな生活を送っているのか。彼の自宅周辺の住民に話を聞くと、
「2022年2月の深夜2時ごろに近所で火災があったのですが、香川さんと若い女性が一緒に家から出てきて、火事の様子を見ていました。そのころには同棲していたんでしょうね。今年の3月にも、昼間から手をつないで散歩をしていましたよ。新しい奥さんは小柄で華奢。派手な感じはなく、付き人かと思っていました。香川さんの家から赤ちゃんの泣き声も聞こえないので、お子さんがいるのも知りませんでした」
昨年初めごろから仲むつまじく暮らしているようだが、歌舞伎役者の妻は“梨園の妻”として夫をサポートするしきたりがある。妻子を隠し続けることなどできるのか。
「2011年に歌舞伎界に入った香川さんは梨園内での格は低く、報告する必要はありません。再婚と男児誕生とおめでたい話ですが、香川さんも澤瀉屋も不祥事続きで発表するタイミングを逃したのも大きいでしょう。なにより、あまりにも年の若い奥さんですから、今後も表立って香川さんのサポートをすることはないでしょう」(前出・梨園関係者、以下同)
懸念される“父子確執”の再演
香川と新妻以上に、香川の息子たちのこれからを懸念する声もあがっている。
「香川さんは澤瀉屋の頭領で三代目・市川猿之助だった市川猿翁さんと、元宝塚女優の浜木綿子さんの間に生まれましたが、香川さんが3歳のころに離婚。猿翁さんも香川さんを拒絶し続けていたため、澤瀉屋の正統な後継者でありながら、歌舞伎とは無縁の人生を送っていました。
香川さんは團子さんに対しては一緒に歌舞伎に打ち込むなど向き合っていますが、生まれたばかりの男の子はどうするのでしょうか。新しい奥さん同様に歌舞伎界から遠ざけてしまったら、猿翁さんが香川さんに対してやったことの繰り返しになってしまいます」
実母は、息子の選択をどう見ているのか。8月中旬、浜の自宅に行き、話を聞いてみた。
─新しいお孫さんのご誕生、おめでとうございます。
「あ、ちょっと待ってください。いま電話中なもので、ごめんなさい……」
と言ってインターホンが切れると、再び応じることはなかった。
混迷極まる香川家の明日はどっちだ─。