テク6:100均グッズも食費節約の強い味方

 食費の節約に活用できそうな100均グッズを、常にリサーチしているという丸山さん。最近のヒット商品を2つ教えてもらった。

「わが家では、万能ねぎをベランダ菜園しているのですが、小口切りにしたねぎをジッパー付きの保存袋に入れて冷凍保存すると、くっついてしまって使いにくかったんです。

 ダイソーの“シャカシャカねぎポット”なら、切ったねぎをポットに入れるとくっつくことなく冷凍保存できます。調理するときも、ふりかけのようにパラパラとふりかけられて、最後まで使い切ることができます」

 もう一つのヒット商品が、セリアの“極細オイルボトル”。

サラダ油やごま油の出しすぎを防げる、セリアの極細オイルボトル。キッチンペーパーを巻くことで、ベタつきなく使用できる
サラダ油やごま油の出しすぎを防げる、セリアの極細オイルボトル。キッチンペーパーを巻くことで、ベタつきなく使用できる
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「サラダ油やごま油など、オイルって容器からだとつい出しすぎてしまいますよね。このグッズなら、油も少量ずつ出せるので節約に最適です。ボトルにキッチンペーパーを巻けば、油もれも気になりません」

 これなら、油の無駄遣いを防げるだけでなく、片づけに使う洗剤も少量で済み、おまけに脂質の摂取量まで抑えられるので、一気に三重ものメリットを得られることに。

 賢く節約ライフを送るため、使えるグッズを積極的に取り入れたい。

テク7:節約は“美”も実現無駄買いを減らせばダイエットにも!

「食費の節約って、ダイエットと似ていると思います」と言う丸山さんは、節約を始めてから、無理なく体重が落ちたそう。

「以前は、お菓子などの嗜好品もつい購入していました。節約アドバイザーとして本格的にやりくりを始めるにあたって、食料品は何がどれだけ必要かを改めて見直したんです。

 その際、朝昼夜3食のメニューに重点を置いて、肉や野菜などを優先的に購入するようになった結果、嗜好(しこう)品を買う回数は減りました。そのおかげでしょうね。気づいたら痩せていたという感じです。

 私の周りにも、そういう人って結構多いんですよ。何をやっても痩せないという人は、ぜひ節約生活を始めてみてください」

 確かに、何を買うべきか優先順位をつけてみると、太る原因になるものほど下位にくるかも?

 ビールやスナック菓子など、嗜好品が軒並み値上がりした今こそ、ダイエットのチャンス!

教えてくれたのは……丸山晴美さん●節約アドバイザー、ファイナンシャルプランナー。身の回りの節約術やライフプランを見据えたお金の管理運用アドバイスなどをメディアで発信している。近著に節約家計ノート2023(東京新聞出版)など。
丸山晴美さん●節約アドバイザー、ファイナンシャルプランナー。身の回りの節約術やライフプランを見据えたお金の管理運用アドバイスなどをメディアで発信している。近著に『節約家計ノート2023』(東京新聞出版)など。
丸山晴美さん●節約アドバイザー、ファイナンシャルプランナー。身の回りの節約術やライフプランを見据えたお金の管理運用アドバイスなどをメディアで発信している。近著に『節約家計ノート2023』(東京新聞出版)など。