7月26日に刊行された『老いては「好き」にしたがえ!』(幻冬舎)。鶴太郎流の生き方が詰まっている
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【写真】天才女性芸人と『ひょうきん族』でコントを披露

 マッチのモノマネでブレイクした鶴太郎だが、『ひょうきん族』の共演者たちは全員“ただ者じゃない”空気をまとっていたそう。

役者の道にシフトした理由は

「邦ちゃん(山田邦子)は、 まだ素人のときに私と同じ太田プロダクションに入ることになり、渋谷の道玄坂の喫茶店で初めて会いました。当時まだ学生だった彼女を見たときに堅気じゃないなと思いましたね。素人の中にいるべき人じゃないなって」

 それが、役者の道へと本格的にシフトするきっかけにもなった。

「さんまさん、たけしさん、(島田)紳助さん、邦ちゃんは、自分のキャラで押していけるじゃないですか。 そんな彼らと共演していると、そこで自分の非力さを感じると同時に、私は“憑依”という役者的な資質が強く、自分の道はそっちだなとはっきり感じました。ですから、30代のころには役者の道に進もうと決めたわけですね

 最近では、大ブレイク中の“あの”人にも、ただ者じゃない雰囲気を感じたという。

実際に会ったことはないですが、あのちゃんもそう。あの子も堅気じゃないよね。テレビ越しでもやっぱりわかる。まだ出始めのころに、朝の番組で初めて見て、“なかなかなもんだなあ、この子は売れるだろうな”と思いました。歌もうまいしね。あんなにすごい子を、素人の中に置いてたらとんでもないよ

 鶴太郎の鋭い感覚には、今後も注目!?