病院に不信感を抱いて他の病院を探すことに
「夫の年齢的な問題だけではなかったんだなとわかったのと、そのあとの病院の対応に不信感が生まれてしまい、病院を替えることにしました」
有名な病院ではあったが、忙しすぎて診察時間も短く、疑問に思うことをきちんと相談できないなど自分に合わないと感じるようになっていた。そこで、一度不妊治療を休んでもう少し自分の思いに寄り添ってもらえるような病院がないかと探し始める。
「1年治療を休憩している間、次のステップのために、夫と一緒に身体づくりを始めました。私は骨盤矯正とトレーニング、あとは漢方も始めました。その結果、生理痛がまったくなくなり驚きました。よく何が一番効いたの?って聞かれるんですけど、たぶん、すべて一気にやったことが良かったんじゃないかと思ってます」
もともと大好きだったジャンクフードも妊活の際に封印。ジムを運営し、パーソナルトレーナーでもある夫の全面協力のもと、かなり健康的な食生活に改善できた結果、34歳で第1子を出産。
「お金の問題や生活改善など不妊治療にはさまざまな課題が出てきます。そのたびに夫と協力し合って乗り越えたからこそ、夫婦の絆も深まりましたし、私たちのところに来てくれたわが子がどんな瞬間もいとおしい。大変でしたけど、本当にすごくいい経験になりました」
時東ぁみ●タレント。2005年、『ミスマガジン』で、つんく♂賞を受賞し、2006年4月、『せんちめんたるじぇねれ~しょん』でメジャーデビュー。元祖メガネをかけたアイドル=“メガドル”として、グラビアやバラエティー番組を中心に活躍。2016年10月、ビジュアル系ロックバンド「サイコ・ル・シェイム」のDAISHIさんと結婚。昨年3月11日に第1子男児を出産した。
(取材・文/諸橋久美子)