容疑者の知人も“生まれもってのボンボン”と言い放つ。

「高校も大学も金に困らず、外国で自由奔放に暮らしていた。日本で親の会社を継いでもその気分は抜けていなかったと思う。チャラさとか、パリピではなかったけど、とにかく何の苦労も知らないいいとこのお坊ちゃん」(知人、以下同)

 かたや、会長の父親はまったく違うとも。

「初代から受け継いだ会社を大きくしたのが2代目の父親。名門の広島商業高校野球部で活躍して主将にまでなったスポーツマンで、とにかく頑張り屋さん」

 勉学に関しても努力家で、受験で国立の広島大学に合格。

「大学を卒業する頃に、先代(祖父)から“外で勉強してこい”と言われて、大手自動車メーカーに就職。社会を学んでから実家の会社を継いでいる」

 対して、息子はというと、

「厳しい環境に身を置いたことがない、甘ちゃんですよ。甘やかした父親の責任もあるけど……」

 しっかりと反省して、犯罪には二度と手を染めないでほしいものだ。