その後の活躍は、周知のとおりだろう。
700件以上の誹謗中傷が殺到
「お酒を飲まない僕にとって、一番の趣味がカラオケでした。モノマネの練習もできるカラオケボックスは一石二鳥だったんです。コロナ禍では毎日5時間ぐらいこもっていました。点数をブログにアップしていたら、カラオケ番組からオファーをいただいてカラオケ芸人に。
そして、『千鳥の鬼レンチャン』につながった。さんまさんのモノマネって喉を酷使する。でも、そのおかげで裏声が出せなくなり、『カラダぐぅ〜』が生まれたんですよね」
ほいさんは、「ずいぶん遠回りしたかもしれないけど、人生に無駄なものなんてない」と笑う。
「すべてつながっているし、引っくり返せるかは自分次第。僕の歌唱法も最初は『インチキだ!』なんて言われて、僕のYouTubeチャンネルには700件以上の誹謗中傷が殺到した。でも、今では『面白い』と言ってくれる(笑)。
せっかくの“ほいバブル”ですから、いろいろなことに挑戦したいです。それこそ、サミュエル・ホイの吹き替えなんかできたら最高ですね」
取材・文/我妻弘崇
ほい・けんた 1965年東京都生まれ。1983年役者デビュー。1988年お笑い活動を開始。明石家さんまをはじめ、多数のモノマネレパートリーを持ち、テレビ、舞台などで活躍中。現在は深夜バラエティー『ララLIFE』(TBS系)のナレーションも務めている。