目次
Page 1
ー 安藤サクラは“唯一無二”
Page 2
ー プレッシャーの反面うれしかったこと
Page 3
ー 山田涼介のBAD or GOOD
映画『BADLANDSバッド・ランズ』9月29日(金)全国ロードショー 配給:東映/ソニー・ピクチャーズエンタテインメント(c)2023「BADLANDS」製作委員会
映画『BADLANDSバッド・ランズ』9月29日(金)全国ロードショー 配給:東映/ソニー・ピクチャーズエンタテインメント(c)2023「BADLANDS」製作委員会
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「毎作品、(自分の演技について)これが正解なのかどうなのか、よくわからないです。というのも、自分で答えを出すものではないとも思っているので。

 いいかどうかは作品を見てくださる方次第だと。感じ取った何かを持って劇場を後にしてくださるといいなと思います」

安藤サクラは“唯一無二”

 沖田総司を演じた映画『燃えよ剣』('21年)以来となる、原田眞人監督作品『BAD LANDS バッド・ランズ』に出演するHey! Say! JUMPの山田涼介(30)。

『燃えよ剣』のときの現場の緊張感は忘れられないです。監督の作品に初めて出演させていただいたということもあったと思いますが。

 ただ、今回、初共演させていただいた安藤(サクラ)さんは、すごく明るい方で。監督が安藤さんの明るさに引っ張られて、ニコニコされているのを見て“原田さんって、笑うんだ”と思いました(笑)。すごく和やかな現場でしたね」

 映画は、現場のムードとは対照的に特殊詐欺に加担する姉・ネリと弟・ジョーが大金を手にしたことをきっかけに物語が展開していくクライムサスペンス作品。

 壮絶な過去を持ち、犯罪グループの元締めを補佐する主人公・ネリを安藤サクラが、純粋無垢かつ無鉄砲な美しきサイコパス・ジョーを山田が演じる。

「ネリとジョーは血がつながっていない姉弟ですが、安藤さんがその姉弟感をネリのふとしたしぐさなんかで引き出してくださって。引っ張っていただきました。

 ネリとジョーのデコボコなコントラストは、安藤さんがつくってくださった印象が強いです。安藤さん、いい意味で芸能人ぽくない方。すごく自然体で、唯一無二の存在だと思いますね」

 演じるうえで柔軟性を持つことが大事だったと語る、ジョーという役。

「“うるさいわ”と、息をするように人を殺すような、善悪の区別があいまいなジョーを演じるうえで、こんな人物かなとあまり意識をしないようにしました。撮影現場に行って感じ取ったものを表現する。それは、ジョーを通して新たに経験できたことです」