目次
Page 1
ー アイテムが半端なく多い阪神
Page 2
ー 価格の違いは、ファンの数と熱量の差か
Page 3
ー 12球団で応援コストが最も安いのは?
Page 4
ー 安さなら阪神だが、熱烈だからこその落とし穴も

 

 今年のプロ野球シーズンは劇的だった。「六甲おろし」の大合唱を背に、阪神タイガースが18年ぶりのセ・リーグ優勝。その翌週にはオリックス・バファローズがパ・リーグ三連覇を果たし、2023年のプロ野球はセ・パ共に“関西勢”が頂点を極めた。

当記事は「東洋経済オンライン」(運営:東洋経済新報社)の提供記事です

 優勝セールにファンが詰めかける光景をニュースで見るしかない関東在住ファンにはうらやましい限りだが、どんなものがいくらで買えるのか、両チームの優勝グッズに注目してみたい。というのも、同じ関西チームでも「阪神はグッズの価格が安い」という印象があったからだ。

アイテムが半端なく多い阪神

 そもそも阪神のオフィシャルグッズのアイテム数はハンパなく多い。王道のレプリカユニフォームやタオルのほか、カー用品、ペット用品、浴衣にアウトドアグッズ、はたまた酒やらそうめんやら、なんにでもタイガースのロゴや虎印がついている。さすが球界一の商売上手だ。今回の優勝グッズは「チームショップアルプス」や阪神百貨店内「阪神タイガースショップ」以外に、公式オンラインショップでも購入できる。

 オリックスも、球団直営ショップ「Bs SHOP」「B-WAVE」のほか、公式オンラインショップで注文を受け付けている。通常アイテムを見ると阪神ほどの種類はないが、優勝グッズの種類は負けていない。さらに「三連覇」という隠し玉もある。いい勝負になりそうだ。

 まず阪神のグッズで目につくのは「優勝記念ビールかけTシャツ」、選手らがビールかけの際に着用していたデザインだ。価格はデザインに応じて3500~6000円。対するオリックスは、これも選手着用デザインで4000円。ただし、こちらには「三連覇」デザインTシャツもあり3800円。いい勝負だが、若干ながら阪神が安い。※大人用サイズのみで比較