3位はデヴィ夫人。これまで“ネットのご意見番”という印象はそれほど強くなかったが、ジャニーズ問題で一気に上位に躍り出た。7月にXで故ジャニー喜多川氏を擁護し、告発する被害者を批判。
その後、10月10日に発言を撤回し謝罪したが、「今さらの撤回は虫がよすぎ」「“知らなかった”は都合よすぎる」などの声がSNS上で吹き荒れた。
このアンケートでも嫌いな理由に「ジャニー氏擁護の発言をしていたので」(東京都・49歳男性)、「ジャニー氏をすごくほめていてひどいと思った」(千葉県・35歳女性)とあげる人多数。撤回しても人々の記憶からは消えないようだ。
また、ザ・セレブなキャラクターに対して、「えらそうだし、自分以外の意見をまったく受け入れない」(大阪府・38歳女性)、「自分がすべてだと思っており、それを平気で口にする」(静岡県・64歳男性)という声もあがった。
1位に輝いたホリエモンは「上から目線で弱者を見下す」
2位は国際政治学者の三浦瑠麗。コメンテーターとして注目を集めていたが、今年3月に夫が太陽光発電事業での業務上横領容疑で逮捕され、メディア出演が激減。
だがSNS発信でのノリは相変わらずで、先日は埼玉県子ども放置禁止条例の取り下げについて、Xで《Xにおける批判って、キャンセルカルチャーの棒を振り回すんじゃなくてほんとに役にたつときもあるんですね》と投稿。「太陽光の話っすか?」「あなたに言われても」などのアンチコメントが沸いた。
そんな彼女には、「何でも知っているかのように冷静に解説したり意見を言っていたが、夫がしたことを本当はどう感じているのかきちんと説明してほしかった。 一気に信用がなくなった」(秋田県・50歳女性)、「言っていることとやっていることが違う」(鹿児島県・55歳男性)と手厳しい意見が寄せられている。
また、オジサン受けしそうなぶりっ子風たたずまいに「美人なだけ」(岐阜県・51歳男性)、「セレブっぽいのをひけらかしてる」(新潟県・62歳女性)、「アカウント名がLully MIURAってのがちょっと恥ずかしい」(東京都・40歳女性)などの声も。
そして栄えある(?)1位はホリエモンこと堀江貴文。YouTubeチャンネル『堀江貴文 ホリエモン』ではジャニーズ問題や全銀ネットのシステム障害など、話題のトピックをいち早く解説する動画が人気を集めている。
消費税増税についての回では《貧乏人は消費税上げたほうがいい》と語り批判が殺到。また《馬鹿は鈍いのでキツい言い方をしないと聴こえないんだよ》など、Xでもボーン・トゥー・ビー毒舌キャラ全開状態だ。
そんな彼の主張を反映してか、「上から目線で弱者を見下す」(富山県・55歳女性)、「言い方がえらそうだし、人の意見を聞かない」(兵庫県・62歳女性)、「貧乏人を小バカにしたような態度が嫌い」(兵庫県・53歳男性)、「言っていることは的を射ていて共感するが、人を見下した言い方が恐ろしい」(静岡県・56歳女性)などの意見が相次いだ。が、これもまた彼の養分となってしまいそうだ……。
まだまだ収束が見えないジャニーズ問題や緊迫感を増す国際情勢、そして内政や経済も問題山積。年末に向けて、ネットのご意見番たちがどんなトピックを取り上げ、何を発信するのか。目が離せない!
取材・文/いまいあい