8年間にわたって家族との間にできた“溝”
明菜が稼いだお金を家族が使い込んだわけではないと主張する兄。実際、明菜がどう思っているかはわからない。しかし、28年間にわたって家族との間にできた“溝”は、今も埋まっていない。
「父は骨折をして入院した後にコロナに感染し、さらに内臓も悪くしてしまったんです。回復しつつありますが、まだ病院に入院しています。今後入所する予定の介護施設は決まっていません。来年1月、父は90歳の誕生日を迎えます。家族みんなで卒寿のお祝いをするときには、明菜にも来てほしいと思っているんですが……」(同・兄、以下同)
2人の姉と兄を持ち、妹がいる6人きょうだいの明菜。
'19年に妹の明穂さんが亡くなったことを、家族が所属事務所を通して連絡するも、明菜は葬儀に姿を見せなかった。
「会えるんだったら、もちろん会いたい。けど、難しいならテレビで活躍している姿が見たいですね。'14年も紅白歌合戦に出演したのを見て“元気そうでよかったぁ”って思いました。せめて、テレビに出てくれていれば元気でいるんだとわかるのですが……。明菜が今も療養中というのは、どこが悪いんでしょうか?」
活動休止の理由について、公に説明されたことはない。一部報道では、重度の帯状疱疹を患ったことでうつ病も併発したため、無期限の活動休止に至ったとされる。そして、今も病気と闘い続ける日々が続いていると報じられた。
「明菜はもともと身体が弱かったし、敏感肌なんです。刺激のあるものが身体につくと、その影響ですぐに皮膚が赤くなることはよくありました」
妹をただただ心配する兄の言葉は、もしかしたら、もう明菜には届かないのかもしれない。二度と、会うことが叶わない可能性もあるだろう。物憂げな表情を浮かべていた兄は、今回の新『北ウイング』について問うと、明るい声で話し始めた。