沢野さんの母校で、2人の子どもも卒業生だった
「脅迫状を発見したのは26日の夕方。そのあとに警察へ相談したので、当日、生徒は普段どおりに登下校しています」(同校担当者、以下同)
だが、翌朝には大勢の警官が同校周辺を取り巻く事態に。
「過去に小学校へ乱入した犯人が、生徒を殺傷した凄惨な事件もあったので……。それは震えあがりましたよ」
テロ予告ともとれる脅威を突きつけられたのだから、当然だろう。
「27日に行われる予定だった2年生の校外学習、4年生のマラソン大会などの学校行事はすべて中止に。現場は大混乱でした」
警察から容疑者逮捕の知らせは、5日後の11月1日。
「職員一同、ほっと胸をなでおろしました。何事もなくてよかったと」
2人の子を持つママである沢野容疑者がなぜ児童を人質にとるような卑怯な脅しをしたのか。
容疑者の知人はこう話す。
「あの学校は沢野さんの母校で、2人の子どもも卒業生だったのよ。仕事での付き合いが深かっただけに、バス手配のミスで学校との取り引きがなくなるのが怖かったのかもしれないね」
小学校はこの事件を機に、同社との契約は打ち切りにするという。近隣住民の評判は「いたって普通」、そんなどこにでもいるママが闇に堕ちてしまった……。