4.玉ねぎ

 がんや生活習慣病に効果があるケルセチンが豊富!

「玉ねぎをはじめとしたアリウム属の野菜は、抗がん作用抜群。ファイトケミカルの一種で、強力な抗酸化作用を持つケルセチンが豊富で、抗がん作用のほか、動脈硬化の予防、血糖値やコレステロール値の低下が期待できます。

 また、ケルセチンを与えたマウスを使った膵臓がんの実験では、がん細胞の増殖が抑えられました」

5.にんにく

 胃や大腸のがんに特におすすめ!

「アリウム属の野菜を代表するにんにくには、抗酸化作用と抗炎症作用のある成分が豊富。

 中国の比較試験では、にんにくのサプリメントで胃がんによる死亡リスクが34%低下し、大腸がんとにんにくの複数の研究をまとめた分析でも、にんにくを多く摂取する人は大腸がんのリスクが25%減っていました」

6.トマト

 カロテノイドでがん&脳卒中を予防

「トマトに含まれるリコピンには強力な抗酸化作用があり、老化防止やコレステロール低下を促し、生活習慣病を予防します。血液中のリコピン濃度が高い人は脳卒中のリスクが50%以上も低下したという報告が。さらにリコピンは、がん細胞の増殖抑制、血管新生の阻害に働きかけるなど、強力ながん予防効果を備えています」

7.にんじん

 肺がんのリスクが42%も低下

「にんじんと肺がんの関係を調べた複数の研究を解析した結果、にんじんを最も多く食べるグループは、最も少ないグループに比べて肺がんのリスクが42%低下しました。

 野菜の中では糖質が多いので、ジュースにするよりもそのまま調理して食べたほうが効果的です」