「この顔、ちょっと米と合わない。なんか怖い」
北海道産の新米発表会で、自分がイラストになったポスターを見て、自虐毒舌を放ったマツコ・デラックス。
「今年で10年連続イメージキャラクターを務めています。鈴木直道知事を相手に“本当は大泉洋がいいんでしょ”と詰め寄るも、最後には“いい意味で、甘さよりもお米の味が強くておいしい”とアピール。このバランス感覚が絶妙なんです」(スポーツ紙記者)
もともとゲイ雑誌の編集者だったマツコは、2005年から情報番組『5時に夢中!』(TOKYO MX)に出演してから、次第にお茶の間の人気者に。テレビ朝日系『マツコ&有吉 かりそめ天国』やTBS系『マツコの知らない世界』などの冠番組を持っている。
「支持されているのは、思ったことをズバズバと口に出す爽快さと、その毒舌ぶり。印象的なビジュアルも相まって、CMにもひっぱりだこです」(テレビ誌ライター、以下同)
ただ、昨年に『アウト×デラックス』(フジテレビ系)、今年9月に『マツコ会議』(日本テレビ系)が終了するなど、レギュラー番組は減少傾向に。
「芸能界引退という報道もありましたが違います。多くなりすぎた仕事を選んでいるようです。今は毒舌だけでなく、違うキャラクターとしても活躍しています」
最近は“ゆるふわキャラ”で子どもからも人気だという。
「“カビゴンの人”と呼ばれているそうですよ。マツコさんは『ポケモンスリープ』という睡眠アプリと、高機能マットレスMuAtsuとのコラボ広告に起用されており、大食いでふっくらしたお腹の『カビゴン』というポケモンと共演しています。以前からマツコさんはカビゴンに似ているといわれていました」(前出・スポーツ紙記者)
子どもから『かびるんるん』と呼ばれる
2015年からMuAtsuのイメージキャラに起用されているマツコは今年も継続したため、今回のコラボが実現。販売する『昭和西川』の広報に聞くと、
「アプリのコンセプト“いい睡眠リズムを捕まえる”とMuAtsuの“質のいい睡眠を届ける”というテーマの親和性が高いのでコラボになりました。マツコさんとカビゴンのおかげか反響はいいです」
マツコも喜んでいるかと思ったら、意外にも不満を漏らしているらしい。
「“ワタシ、子どもたちから『かびるんるん』と呼ばれてるんです。なんでかしら?”とこぼしていたそう。マツコさんは『カビゴン』を知らなかったみたいで、名前が似ている『かびるんるん』と誤って認識したみたいです。『かびるんるん』は『アンパンマン』に出てくる敵キャラ『ばいきんまん』の手下。ばいきんまんのロボットを動かす働き者ですが、かなりの地味キャラ。マツコさんが戸惑うのも仕方ないかも」(前出・テレビ誌ライター)
子どもからの人気について本人はどう思っているのか。所属事務所に問い合わせてみたが、「ご質問についての回答はお断りします」との返答だった。
カビゴンとぐっすり眠るマツコ。寝るのはいいけど、勘違いからは目を覚まして!