「今年でデビュー60周年を迎えて、10月に18年ぶりのオリジナルアルバムをリリースしたことが大きいのではないでしょうか。全英チャート初登場1位、全米チャートでも初登場3位を記録し、日本でも“'20年代で最も売れた洋楽アルバム”となりましたから。それに、中心メンバーのミック・ジャガーとキース・リチャーズは、今年80歳でも現役バリバリ。ステージで暴れ回っていますしね」

“若い年代にもウケる”

 さらに、こんな事情も。

放送中のフジテレビ系ドラマ『うちの弁護士は手がかかる』の主題歌に、最新アルバムの収録曲が起用されています。ときおりストーンズも映るオープニング映像が話題となっており、ストリーミングでストーンズを聴く20~30代のファンが急増したのです。旧ジャニーズ不在ですから、“若い年代にもウケる”というのも、NHKとしてはありがたいはずです

 とはいえ、いまだ交渉中。どう“転がる”かは、未知数だ。ストーンズ出場の可能性は、どの程度なのか。

紅白の特別企画で出演する『クイーン+アダム・ランバート』。来年2月には日本公演も予定(NHKのHPより)
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「来年4月からは、アルバムを引っ提げた北米ツアーの開催が決まっています。それだけでなく、ワールドツアーも実施すると見られています。ミック・ジャガーは親日家として知られていますし、ツアーに日本も含まれる可能性は高い。そうなれば『クイーン』のように、プロモーションも兼ねて出場するでしょう。2014年2月以来となる来日に、大きな期待が寄せられます

 このビッグオファーが実現すれば、NHKの交渉力に思わず舌を巻いてしまう。