女子アナ「30歳定年説」
元テレビ朝日の富川悠太アナはトヨタ自動車へ。元日本テレビの桝太一アナは同志社大学の研究員になるなど、局アナから芸能界以外の道に進むケースも近年増えている。
「かつては元局アナというだけでちやほやされていましたが、2000年代の半ばからフリーになるのが当たり前になり飽和状態に。エースアナだったからといって芸能界で生き残るのは難しいんです。
そんな中で、アナウンサーとしても実績を積み、このキャリアをさらに生かそうと考えたとき、富川さんのように大手企業の広報業務を担当したり、桝さんのように研究員になったりと、今の時代は選択肢の幅が広がっている。企業としても話題になるし、メリットも大きい。いい待遇で受け入れてもらっているんじゃないでしょうか」
一方で、現役局アナを見てみると、日本テレビ『ZIP!』の水卜麻美や、フジテレビ『めざましテレビ』の井上清華が体調不良で司会を長期間休んだりと、受難が相次ぐ事例も。フリーになるアナウンサーは今後も増えていくのか?
「朝の情報番組は入り時間も早いし大変。通常業務のほかに特番もあったりして、人気アナは本当にハードなんです。特に女性アナウンサーは昔から“30歳定年説”といって、そのくらいの年齢を境に番組になかなか呼ばれなくなるケースが多い。
局アナが踏み台と言ったらおかしいですけど、知名度を利用して芸能界や異業種に転身する人は、今後も増えていくと思います」