「残留こそ正義」妄想も
あのレジェンドのジュニアも。長嶋一茂は移籍前にテレビ番組で大谷について言及。
「弱いエンゼルスから出ると、なんか見捨てるわけじゃないけど、そういう思いって彼の中で芽生えるんじゃないか」
「弱いチームを自分が優勝させたい(と思ってる)。大谷選手だから」(12月8日『羽鳥慎一モーニングショー』より)
「一茂さんだけじゃないですが、大谷さんの気持ちや器の大きさなどを勝手に妄想して、残留こそ正義、それが大谷だと言う人は少なくなかった」(前出・野球ライター、以下同)
大谷を取り上げるテレビ番組もどうか……。
「『大谷ハラスメント』というタグも生まれています。これはほかにもニュースがあるのに、どの番組でも大谷選手の話ばかりでうんざりしている人たちによるものですね。野球ハラスメントという言葉と同様に“全員が野球に興味があるわけじゃない”という気持ちからきています。
一方、野球ファンにも似たような気持ちはあって、大谷選手のニュースはほとんどが金・金・金の話ばかり。もっと移籍先での立ち位置や大谷選手自身のすごさなどを解説することで、野球好きの裾野は広がると思うのですが……」
そして大谷の話題はメディア上だけにとどまらない。
「子どもを持つ親の“教師による大谷ハラスメント”のSNS投稿が話題に。お子さんによると、大谷選手の言葉や姿勢を引用する教師が多く、“見習え、まねしろ”と指導されるというもの。そんな教師たちに子ども側は“すごいのは大谷翔平でおまえじゃない”と、うんざりしている。投稿は非常に共感され、教師への批判を集めました。同様の声はまだあり、全国に大谷信仰教師はいるんじゃないでしょうか」(WEBライター)