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ー 争いよりも知性を求める今、『光る君へ』はヒットする
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ー 吉高由里子、結婚&引退の激動期に突入!

 三度の飯より芸能ゴシップと占いが好きなエンタメ系ライターりっちゃんが、気になる芸能ニュースや注目作品に、占いで切り込みます!

[聞き手]
エンタメ系ライターりっちゃん:アラフィフ女性。芸能ゴシップ&占い好きの週刊女性PRIME芸能ライター。都内一貫校に通う一児の母。

[話し手]
湊 きよひろ先生:占い歴10年、のべ鑑定人数は1万人を超える。西洋占術、タロット、お掃除開運、風水方位学を得意とする。趣味は旅と神社仏閣巡りで、漫画家としての顔も持つ。

争いよりも知性を求める今、『光る君へ』はヒットする

(エンタメ系ライターりっちゃん)――魑魅魍魎がうごめく戦国の世で天下をとった徳川家康を松本潤さんが演じた大河ドラマ『どうする家康』が昨年、好評のうちに幕を閉じました。一転、今年の大河は初の平安貴族の世が舞台です。果たして大河に「もののあはれ」が求められているのかは疑問ですが…。先生、ズバリ今度の大河、当たりますかね?

(湊きよひろ先生)「はい。ヒットしますね」

――いきなり「ヒットします」いただきました!

「もともと大河ドラマって、これまでの古いやり方が淘汰されて、新しい時代に合うものに変わっていく部分が多くクローズアップされてきましたし、その中で大河ならではの死生観も描かれてきましたよね。だけど、今度のドラマでフォーカスされるのは、そういった作品群とは異なる部分。

 戦国時代の勇ましいやり方にドキドキするのではなく、知識や知性、カルチャーのやり取りというものに日本人はもっと注目すべきだという相が出ています」

――確かに、紫式部や清少納言の話ですもんね。戦でバタバタ人が死んでいく描写はあまり想像できません。

「戦いよりも、知性が求められるという感覚は、とても時代に即している気がしますね。

 紫式部や清少納言のことって、誰もが学校で一度は習う、あらゆる人に伝わりやすいモチーフ。そうした教養から今は離れてしまっている人も『そういえばこの人って、こういう人物だったっけ』と深堀りしたくなる。時代がどんどん知識を求めているんだということを知らしめる狙いもあるかもしれませんね」

――普段、大河ドラマを好んでいる人とは違う視聴者層も取り込もうと?

「そうかもしれません。戦いを好まない10~20代の人たちもターゲットに入ってきているんだと思います」

――争いを好まない感覚が時代にフィットしているっていうのは、すごく納得です!