「夢グループ」社名に込められた思い
石田社長の好きな言葉「夢」を冠した社名「夢グループ」には、どのような思いが込められているのか。
「今まで常に大きな夢を追いかけて、それを口にしています。だからオオカミ少年と言われることもありました。それも難しい夢ではなく、自分でできそうだと思ったことをすぐ言っちゃうわけです。思ったことが自分の夢になるんです」
石田社長にとっては「叶えられるもの」こそが夢なのだ。
「社名ですが、僕はどちらかというと『グループ』のところにこだわっています。どうしてかっていうと、殿様商売がしたいわけではなく、友達が欲しかったからなの。だから『夢スター春・秋』は僕にとって大事なグループなのね」
グループを超えてむしろ、ファミリーと呼べるほど濃い絆を築いていると言っていいだろう。最後に、今いだいている夢を教えてもらった。
「保科さん何だかわかりますか、はい」との社長の問いかけに「イリュージョンですよね」と答える保科さん。イリュージョン……?
「はい、私たちはこれからイリュージョンをやります。早ければ3月か4月あたりにお見せできると思います。どんなイリュージョンをするかといえば、例えば保科有里さんが箱の中に入ります。そして見たらば、あらら、ウサギちゃんになってた! とか、僕がベッドの上で身体を保科さんに切られて、足をバタバタさせているとかね。要はラスベガスに行かなくても、僕たちがイリュージョンを見せられるようになるわけです」
次の夢を熱く語る社長に「練習する時間ありませんよ」と保科さんがツッコむも、石田社長は止まらない。そんな石田社長は保科さんいわく「ひらめきの天才」だという。
「本当に自分でひらめいたことを信じてやる人。言い方は悪いんですが、人が恥ずかしいと思うことでも平気でできる人ですね。だけど、それが結果すごいことになっていくんです」(保科さん)
型破りな発想で夢を次々と叶えてきた石田社長。いったいイリュージョンの次はどんな夢を描いてくれるのだろう。ますます目が離せない。
取材・文/高松孟晋
取材協力/田村陽光(株式会社ワンハート)