「誰かについていくばかり」では人生がもったいない!
南さんのようにおひとりさまを満喫できる人もいれば、「ちょっと寂しい。私はおふたりさまがいい」と感じる女性もいることだろう。
南さん自身も「おふたりさま」を否定する気はさらさらなく、パートナーと過ごす人生後半もまた、同じように素晴らしいと言う。
「ドイツ・ミュンヘンのエスカレーターで、ふと顔を上げたら70代とおぼしきカップルが抱き合ってキスしていて。“70代でキスしたっていいんだわ!”と思うとともに、ああいう人生も悪くないなあと思いましたね」
とはいえ、“おふたりさま”も、時には自分が本当は何をしたいのかをつきつめて考えることも必要では、と南さん。
「夫でも友人でも、なんとなく誰かについていくばかりで人生終わっちゃうのは本当にもったいない! パートナーや友人はチャーハンが食べたいけれど、自分はおそばを食べたい日だってあるはずです。
“おふたりさま状態”は、どうしてもどちらかに縛られがち。そうした状態からたまには外れてみると、人生の地平が広がって、“人生ってなんて自由で楽しいんだろう”と感じると思いますよ(笑)」
某占い師から、「あなたはホントに群れない人」と言われたほど、「おひとりさま状態」に強いと自他共に認める南さん。
だが、恋のときめきやパートナーと過ごすひとときが嫌いというわけでは決してない。これとは別の占い師からは、68歳になる今年、大恋愛をすると予言されたという。
「恋愛って、人間関係の中でも別種のものですよね。でも今まで年下と付き合ったことがないから年下はイメージできないし、かといって年上となるとくたびれたおじいさんばっかりで魅力を感じられなくて。とはいえそう言われると、ときめきますよね(笑)」