不名誉なトップ5は?
「東日本大震災での対応が最悪」(福島県・39歳・男性)、「外国人参政権を推進したのは悪手だったと思う」(長野県・42歳・男性)
5位は菅直人氏。市民運動から首相に上り詰め、原発事故時の対応が批判を浴び退陣を迫られた。昨年、次の衆院選に立候補しないことを表明し、事実上の引退宣言をした。
国会議員を引退したにもかかわらず、五輪などには必ず絡んでいるのが4位にランクインした森喜朗氏。
「談合、派閥、利権の悪い印象がある」(栃木県・57歳・男性)、「実績よりも失言のイメージしかない」(埼玉県・44歳・女性)
“女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる”“(フィギュアスケートの浅田真央選手に)大事な時に必ず転ぶ”など、引退してもなお森氏の失言は続いている。
トップ3に入ったのが岸田文雄首相。
「何をしているのか、何がしたいのかが見えてこない」(東京都・51歳・男性)、「増税クソメガネなんてあだ名がついた総理がかつていただろうか」(福岡県・77歳・男性)
岸田首相の評価は低いものの次の首相候補が見つからないことが絶望的だ。
159票を集めて2位になったのが、宇野宗佑氏。
「すぐ辞めた」(大阪府・68歳・女性)、「女性問題で退陣した人」(北海道・62歳・男性)
平成元年、クリーンな政治を売りにしたものの女性問題を週刊誌にスクープされわずか2か月で退陣。情けない幕引きとなった。
203票を集めて1位になってしまったのが、鳩山由紀夫氏。
「マニフェストを何ひとつ実行しなかった」(東京都・44歳・男性)、「日本をダメにした戦犯の一人だと思う」(宮城県・63歳・女性)
政権交代の顔となった鳩山氏だが、支持率7割でスタートした内閣も1年足らずで2割に急落。口当たりのいい公約も実現されなかった──。
政治ジャーナリストは、
「信念があるかないかが分かれ道になっている。小泉純一郎さんのしたことは経済格差を生み、郵便のサービス低下を招いたりと国民に良い影響を与えたとは言い難いのですが、信念はあった。ランキングに名前が挙がった人たちは、第二次の安倍さんを除いて何がしたいのか見えてこない人たちだと思います」
と分析した。
派閥や裏金問題に震災対応とリーダーの資質が問われる岸田首相。信念をもってしてポンコツの汚名を返上できるだろうか。