心残りだった卒業、夢の続きがまた始まる
小澤の復帰を誰より待ち望んでいたのが、前出の奥山ピーウィーとIGUだ。'18年の卒業を振り返り、「心残りだった」と語る。
「小澤さんはよく『ピーウィーを武道館に連れて行く』と言っていました。その夢は一度は途絶えてしまったけど、今回戻ってきてくれたことで、また挑戦できます。夢の続きが見られるんだと思うと、今すごくうれしいです。B2takes!!は最初から、僕らのライブを見てみんなが『明日から頑張ろ!』と思えることが存在意義ですから。やっぱり廉くんが必要なんです」(ピーウィー)
「一緒にやりたいことがたくさんある中での卒業だったので、当時は悔しさでいっぱいでした。それに廉くんは忙しかったので、一緒にステージに立てる機会も少なく、寂しい記憶ばかりなんです。でも今はどんなステージでも遠征でも一緒にいられます。これから楽しい思い出をいっぱいつくれると思うとワクワクしかありません」(IGU)
グループ最年少、19歳の喜瀬大陽は、もともと小澤のファンだったという。
「僕はずっと、廉くんみたいなアイドルになるのが夢でした。とあるイベントで廉くんにお会いしたとき、『小澤さんみたいになりたいです』と直接伝えたこともあります。なので、B2takes!!に入るとなったとき、廉くんも一緒だと聞いてすごく驚いたし、うれしかったです」(喜瀬)
身長190センチと、グループ1の高身長である横田凌一(25)も、B2takes!!のファンだった。
「先輩方のステージを、いつもファンとして客席から見ていました。みんなが上を目指していく姿勢に憧れていたので、そのメンバーの一員になれたことがすごくうれしいです。同時に10年以上続くグループに入るということは、相当な覚悟も必要だとも思っています」(横田)
かつてB2takes!!の弟分グループに在籍していた、春木創太(26)。経験があるからこそ、初期メンバーたちのすごさに気づいたという。
「先輩方と並んでステージに立つと、やっぱり迫力が違うなと感じるんです。長年続けるってすごいことなんだなと、改めて思いました。僕はとにかくまじめが強みなので、忠実に踊ることで追いついていきたいです」(春木)
同じく、弟分グループに在籍していた仲野五大(23)は、ライブの出演順でグループの歴史を実感したという。
「弟分グループにいたときは、対バンライブでもトップバッターが多かったんです。それがB2takes!!は、いつも最後。家を出るとき『こんな遅い時間で大丈夫かな?』って不安になります(笑)。グループの貫禄を感じました」