「両親をロサンゼルスに呼んでいたようです。大谷選手のお母さんは、ロサンゼルスにある会員制の日系スーパーの会員になったと聞いています。両親と落ち着いて過ごすためにも、早く家を決めたいと思ったそうです」(梅田さん)
二刀流を作った“おふくろの味”
大谷の母、加代子さんが会員になったというのはどんなスーパーなのか。
「『マルカイ』というスーパーのようです。大阪に本社を置き、輸入販売などを行う『マルカイコーポレーション』がアメリカで始めた日系人向けスーパーで、2013年からは大手ディスカウントストア『ドン・キホーテ』の運営会社が経営しています。お米のほか、みそやしょうゆといった調味料など、日本の食材を多く取り扱っています。母親がロサンゼルスに行ったときにはそこで買い出しをして、息子の大谷選手に手料理を振る舞ったのかもしれません」(現地メディア関係者)
オフに母の手料理を食べるのは“恒例行事”だ。
「大谷選手は例年、帰国しても都内のタワーマンションとトレーニング施設を往復する生活で、外食をほとんどしません。加代子さんが岩手の実家から冷凍した手料理を東京まで運んだりしていたそうです。また、これまで右肘や左膝の手術を受けていますが、そのたびに加代子さんがアメリカまで行って面倒を見ていたようですね」(前出・スポーツ紙記者、以下同)
二刀流の身体をつくったのも、工夫をこらした“おふくろの味”。
「小さいころから栄養面を考えながら食事を作っていたそうです。また、当時の大谷選手は食が細かったのですが、加代子さんは無理やり食べさせるのではなく、楽しく食事ができるようにと、家族全員で夕食をとったり、休みの日にはホットプレートを囲んで食べるメニューにするなどの工夫をしていたみたいです」
胃袋だけでなく、財布のヒモも母が握っていた。
「日本ハム時代から多額の年俸をもらっていましたが、お金の管理は加代子さんに任せているようです。大谷選手も野球関係以外にはほとんどお金を使わないので、花巻東高校を卒業してプロに入り、2年目にはすでに200万円ほどの貯金ができたようです」