中途半端な気持ちなら、出なくていい

東京五輪時の伊藤美誠(右)と平野美宇(左)。中央は引退した石川佳純(平野のインスタグラムより)
東京五輪時の伊藤美誠(右)と平野美宇(左)。中央は引退した石川佳純(平野のインスタグラムより)
【写真】ネット騒然「なんか顔が違う」美容外科のSNSに登場した元卓球日本代表の福原愛

 代表選考レースの過程で腰痛を発症していた伊藤選手。心配や同情の声はありつつも、“団体戦への出場をためらっている”とも取れる彼女の発言にSNSでは厳しい声が多数寄せられた。

《自分のことばっかり。だから伊藤選手って好きになれない》

《そんな中途半端な気持ちなら、出なくていい。かわりに若手の張本美和を出してあげてほしい》

《伊藤選手の発言だけど、平野選手との格の差を感じた。自分ひとりで成し遂げた結果だとでも思ってるわけ?負けず嫌いもほどほどにして》

 実は昨年の試合でも思うような結果が出なかった伊藤選手。その際、張本選手や平野選手をめぐる発言でも波紋を呼んでいた。

「昨年11月26日に開催された『卓球・全農カップ大阪大会』で、伊藤は準々決勝で張本美和に敗北し7位という結果になっていました。そして、5-8位決定戦では平野と直接対決の結果、“ストレート負け”しています」

 伊藤はこれまでの実績もあり、相当悔しかったのだろう。思わずこぼした「屈辱的な試合でした」という発言で、《周りを見下している発言だよね》《プライド高すぎ。何様?》《プロ失格》などと炎上してしまった。

「これまでも“今日の練習そこまで気合が入らなくて”“気持ち的には飽きちゃってる”など思ったことをそのまま口にするような歯に衣着せぬ物言いをするタイプですが、若かったから許されているところもあったのかもしれません。今回の団体戦に関する発言も相まって、世間から“不貞腐れている”という声があがってしまったようです」

 ケガも相まって、不調続きの伊藤美誠。だが、卓球大国・中国から“大魔王”の異名で恐れられてきた彼女の実力は申し分ないはず。気持ちを整えて、団体戦に出場してほしいものだが……。果たして“切符”は誰の手に。