テレビでは“元気キャラ”でおなじみだったmisonoさん。'18 年にドラマーのNosukeさんと入籍。直後に夫の精巣がんが見つかり、治療費などの工面の苦労もあり別居婚に。すると夫婦の関係性がよくなり、関西ではエステサロンや飲食店を立て続けにオープン、「人生の風向きが見事に変わった」と話す。
京都と大阪と東京を行き来する日々
「お店が夜中2時まで営業なんです。お店を閉めてから家に帰るのが3時過ぎ、そこからたまった仕事を片付けたり、猫ちゃん10匹のお世話をしたり。寝られるのは大体お昼の12時ぐらいになります」
そう話すのはエステサロンをプロデュースしながら飲食店を開業したmisonoさん。昨年11月28日に『ウチのヤキトリ』、12月5日に『人類みなウチのラーメン』の2店を大阪のアメリカ村に構えた。開店以来、店舗には長蛇の列ができるほど人気で、自身もできるだけお店にいるという。
「レセプションから、知り合いが食べに来た日は必ずお店に行くと決めていたのですが、毎日お祝いで誰かが来店してくれて。12月は忘年会、1月は新年会の予約もすごくて。コロナを機に京都の実家に戻ってきて、今は店の近くにも家を借りていて、京都と大阪と東京を行き来する日々です」
2020年に母親から美容事業を引き継ぎ、京都と大阪でエステサロンをプロデュース。さらに、飲食店を2店舗オープンさせ、順調に事業を展開。2018年に所属事務所から独立した直後はまさか自分が実業家になれるだなんて思ってもいなかったという。
「いつも1年後にこうなっていたいという目標を立てたりしないんです。やりたいと思った瞬間に、やりたいと思ったことをやってきた人間なので(笑)。しかも事務所を円満退所した直後に、(夫の)Nosukeの精巣がんが見つかり、先のことより目の前のことに集中していて……」
2018年に入籍したNosukeさんはドラマーとして活動しているが、2018年11月に精巣がんによる胚細胞腫瘍と診断。そこから2度の手術と抗がん剤治療を受けるため、1年近く入退院を繰り返すこととなった。闘病生活の間、Nosukeさん本人はまったく弱音を吐かなかったそう。
「病気をすると不安で弱い部分を見せたり八つ当たりをしてしまったりするじゃないですか。でも心配をかけたくないからと、出会ったころと何も変わらず面白くて優しくて。常に前向きな姿勢で病気と向き合っていたので、本当に尊敬していました」