コントをやっている芸人は演技がうまい
第8位は東京03の角田晃広。ドラマ『半沢直樹』では気の弱い営業企画部員を、『大豆田とわ子と三人の元夫』(フジテレビ系)ではヒロインの元夫を演じるなど、キーパーソン役での出演も多い。
「市井の人がひょんなことから妙なことに巻き込まれていく、狼狽ぶりを演じさせたら天下一品」(大阪府・女性・58歳)
「ぎこちなさがなく、自然に演技をしている感じがする」(愛知県・男性・54歳)
とのコメントが集まり、40票を獲得。
「角田さんは“ちょうどいい眼鏡キャラ”で、ドラマに1人は欲しいタイプ。『大豆田とわ子と三人の元夫』で演じた器の小さい元夫のような、愛すべきキャラがぴたりとハマる。彼もそうですが、コントをやってる芸人さんはたいてい芝居がうまい。
コントってそもそも小劇場的なところがあるので、舞台俳優に近いのかもしれません。コントライブで常に演技をしているわけだから、それはもう強いですよね」
第7位は明石家さんま。1986年放送の『男女7人夏物語』と続編の『男女7人秋物語』(共にTBS系)は最高視聴率30%を超え、社会現象を巻き起こした。アンケートでも、
「芸人なのに演技が自然。『男女7人夏物語』が好きだった」(兵庫県・男性・68歳)
「役者の経験も豊富。『男女7人夏物語/秋物語』が印象的」(神奈川県・男性・63歳)
と、『男女7人』のインパクトは強く、42票を獲得。
「さんまさんのドラマで挙がるのが『男女7人』シリーズ。あとは『古畑任三郎』の“しゃべりすぎた男”、木村拓哉さんと共演した『空から降る一億の星』(共にフジテレビ系)など。
近年ドラマ出演は少ないけれど“さんま力”のインパクトは強く、トップ10入りもそれゆえでは」
第6位には、130Rの板尾創路がランクイン。主演を務めた『フリンジマン~愛人の作り方教えます~』(テレビ東京系)では愛人づくりをレクチャーする教授を、『観察医 朝顔』(フジテレビ系)では法医学者を演じるなど、幅広い演技で出演作多数。
「悪人から善人まで、何を演じても違和感を覚えない」(大阪府・男性・67歳)
「どんな役でもリアルに演じる。特に変人っぽい役がいい」(茨城県・女性・65歳)
など、52票を獲得。
「シリアスな役からとんでもない役まで振り幅が大きい。中でも『フリンジマン』の教授のような変態役がぴったり。お笑いでもいい意味で変態性がある印象がありました。
一方でなかなかの二枚目なので、『観察医 朝顔』の法医学者のような役もできる。でも、奥に変態性が垣間見えるのが何とも良い(笑)」