『猫ぐすり』の効能は?

 を処方されて、登場人物が元気になる。やはりごとに効能が違う?

ありきというよりは、処方されるのは本当にどのでも正直いいかなと。このだから治せるとか、この種類のがこの悩みに合う、とかはないですね。普通の人が見れば、ただのなのに、悩みがある人が見ることで意味のあるしぐさに見えてしまう。

 がただニャンと鳴いただけでも、悩んでいる人からしたら“会社行け”って言われた気がする、みたいな(笑)。実際にはは何もしていないのに、勝手にその人が癒されて治っていくスタイルです」

癒しの『猫ぐすり』 画像/飼い主提供
癒しの『猫ぐすり』 画像/飼い主提供
【写真】2月22日記念!とっておきの『猫ぐすり』で癒されて

 日々の情報はリアルではなく、ネットやSNSの動画などから収集しているという石田さん。実は強烈な鳥派(!)で、インコと文鳥を飼っているのだとか。

と仲良しの鳥の話題を聞くと、そういうペアもいいなって心が動いたりします。違う種類同士のバディみたいな関係を作品に出したり。鳥は好きすぎて……作品にするのは難しいです。

 “鳥はこんなことはしないよね。動きは、鳴き声は〜”とかリアルに考えて、書けなくなってしまうかも(笑)はキャラにしやすいし、アテレコもしやすい。今は楽しみながらのキャラを書かせてもらっています。

を処方いたします。』第3弾は、今年の夏ぐらいに出る予定です。うまくいけば5冊ぐらい続けたいな」

 意外にも鳥好きの著者さんだったけど、ツンデレなたちにはコレくらいの距離感がちょうどいいのかも? 次はどんなちゃんが処方されるか待ちたい!

癒しの『猫ぐすり』 画像/飼い主提供
癒しの『猫ぐすり』 画像/飼い主提供