映画監督の榊英雄容疑者(53)が、演技指導をする名目で20代の女優志望の女性に性的暴行を加えたとして、準強姦の疑いで警視庁に逮捕された。
榊容疑者は2016年5月23日の夜、女性を部屋に誘い出し東京都港区のマンション内で「タトゥーがあると大変だから裸を確認したい」と言い、映画監督という立場を利用して犯行に及んだとみられる。
「調べに対し榊容疑者は“冤罪です”と否認しているようですが、ほかにも複数の女性から同様の被害届が出ているというから、常習的にそのようなことを繰り返していたのでしょう。'23年に『週刊文春』の報道によって性加害疑惑が浮上し、路上で暗がりに連れ込んで“騒いだら殺す”などと脅し、無理やり性行為を行ったり、自身の映画にキャスティングした女優に対して性行為を要求したりしたというのです。その内容はあまりに生々しく、目を覆いたくなるほど。公開中止になった映画の1つは、性加害がテーマでした。榊さんはどんな気持ちで映画を作っていたのでしょうか……」(スポーツ紙記者)
騒動が明るみになり、映画2本がお蔵入りになった。そして妻であるシンガーソングライターの和(橘いずみ)は、「彼を容認して生きてくつもりはない」と2人の娘の親権を持ち離婚した。
「榊シンイチに改名します!」
活動を自粛をしていた榊容疑者だが、昨年1月「今日は縁起のいい日だから、ワークショップを開きました。名前も榊シンイチに改名します!」と、映画監督としての復帰を目論みワークショップを開催していた。この日はわずかな行動が万倍になって返ってくるとされる吉日“一粒万倍日”だった。
「ワークショップでは、夏のクランクインを目指して自主製作映画の撮影に乗り出すと話していたようですが、その後の動向は聞こえてきませんでした。密かに準備を進めていたのでしょうか」(映画関係者)
騒動から6か月後、家族と仕事を失い、復帰を目指して活動再開を視野に入れながら、榊容疑者が都内のラーメン店で働いている姿を週刊女性PRIMEは目撃している。
他のスタッフよりも少し遅い、午前10時ごろに出勤すると、暖簾を出すなど、開店準備にいそしんでいた。厨房に立ち黙々とラーメンを作り、ほかのスタッフと、業務について真剣に言葉を交わす場面がある一方で、女性スタッフと笑顔で歓談することもあった。
前出の映画関係者は、
「さすがに、新たな職場を失うようなことはしないでしょう。時間をおいて、映画監督への復帰を狙っていると思います。性加害監督のもとに役者やスタッフが集まるのかは疑問ですが。うまくいかない場合は、ラーメン屋でも開くことを考えているのかもしれませんね(笑)」
と言うが、悪事は完全に暴かれた。ラーメン屋で禊の日々を過ごすも、性加害は犯罪。復帰の道はさらに遠いものとなった。