陶芸家としての作品のお値段
当時の窪塚の発言は、“言いたいことも言えないこんな世の中じゃ”という『GTO』の主題歌を地でいく、歯に衣着せぬものだった。
《(日本の音楽は)“現実を見てない”部分があると思うんですよ。だからモーニング娘。が1位になり続けるわけ》
《『大麻』という植物がある。あらゆる意味で万能なこの草は、21世紀、人間にとって、そして地球にとって奇跡の草となる》
などなど。今回、窪塚の地上波ドラマ出演はなんと21年ぶり。彼の自由さは、“恩師”鬼塚と同様に変わっていないようで……。
「最近は特に役者以外の活動も多いです。日本酒の開発に携わったり、『腸活』や日本古来の文化を伝える活動など。そのひとつに“陶芸家”的な一面もあるのですが、その作品と値段がすごい。
例えば作品名『にぎりようすけ3世』。彼自身が“握った”と思われる手形が残された“土を固めた何か”が10万円。また作品名『ONIWAKA』は、彼が“イメージした何か”が表現されているのかもしれませんが、はた目には解体中の古民家の外壁の一片のようにしか見えない。こちらは45万円です」(前出・芸能プロ関係者)
それぞれ《4月上旬頃、受け渡し(窪塚洋介お渡し会または郵送)》とのこと。お渡し会という場で窪塚本人に会えることもあってか、例に出た2つの“何か”はすでにソールドアウトしている。
奇抜な発言が目立っていた当時、息子の名前について、
《(子どもの名前は)『窪塚市長』に変えます。立候補もせずに市長みたいな》
などと語っていた窪塚。その息子、『愛流』は同じ俳優の道に進み、出演作を重ねている。父の“背中”は息子の目にどう映っているだろうか。