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ー 『蓬莱』広報担当者は「すべて廃棄する予定です」

「東京には店舗がないけど催事販売をしたら、めちゃくちゃ並ぶんですよ。なので、大阪出張の際には必ずお土産で買っています」

 大阪から東京駅に降り立った30代のサラリーマン男性がそう話すのは『551蓬莱(ごーごーいち ほうらい)』の豚まんについてだ。

『蓬莱』広報担当者は「すべて廃棄する予定です」

 大阪名物として人気だが、その豚まんに異物が混入していたことから、自主回収騒ぎが起きている。

3月16日に、工場で豚まんを包む作業をしていた従業員が、具に透明な樹脂のようなものが混入していることに気がつきました。これを受けて販売を中止。製造ラインの洗浄をしたうえで工場を再稼働させて製造販売をしていたのですが、17日に再び工場で樹脂の混入が認められたのです」(全国紙社会部記者)

 いった何が混入したのか。豚まんを製造販売する『蓬莱』の広報担当者に話を聞いた。

豚まんの具材となる玉ねぎの洗浄と裁断をするライン上で、水はね防止の樹脂カバーの一部が何らかの理由から混入してしまいました。混入した可能性がある商品の数は、2日間で製造販売した計31万3449個です。現在、異物混入の可能性のある『豚まん』と『チルド豚まん』の回収を進めているところです。該当する製造日の商品をお持ちのお客様は、料金着払いで当社まで郵送ください。購入代金の返金対応をさせていただきます」(『蓬莱』広報担当者、以下同)

木村文乃も大絶賛の『551蓬莱』(本人のインスタグラムより)
木村文乃も大絶賛の『551蓬莱』(本人のインスタグラムより)

 ここで気になるのは、回収予定である豚まん約31万個の行方だ。近年では、フードロスも叫ばれるが、どうするのか。

もう食べられるものでもありませんし、再加工するわけにもいきません。すべて廃棄する予定です。もったいないのですが……

 3月18日、各店舗で豚まんの販売が再開された。命をいただいているありがたみを、忘れてはいけない。