客同士の殺傷未遂事件が起きたことも

 2018年7月5日には愛知県名古屋市北区のパチンコホールで、客同士のトラブルによる殺人未遂事件が発生している。

 このホールには低貸し。いわゆる低レートのコーナーがあり、真贋は不明ながら事件直後には容疑者と被害者はこの低貸しコーナーの常連だったと、ネット掲示板に書き込みが見られた。

 あるホールスタッフは、低貸しコーナー独特の“雰囲気”に関してこう説明する。

「4円パチンコ、20円パチスロという通常レートでもお客様同士の問題は生じますが、低貸しコーナーはトラブルの発生頻度は高いと感じます。

 理由の一つに、不景気でなかなかお小遣いも少ない中で遊技したいお客様が多く、そういった方々が低貸しに集中したことで、結果的にトラブルもまた増えているということが考えられます。

 今は低貸しの客付きだけが良いホールも増えていますので、常連様同士の小競り合いに悩まされるホールさんも少なくないと感じます」

 レートの如何を問わず、本来は店の設置した遊技機相手に一喜一憂するのがパチンコ・パチスロ。

 しかし場合によっては常連同士でいがみ合い、トラブルに発展してしまう場合もある。

 本件では被害者が刃物でめった刺しにされており、男は殺人未遂の現行犯として逮捕された。

 容疑者は職業不詳の当時44歳と報じられている。

 なお、この事件では他の遊技客にけがはなかったものの、巻き込まれた店員が負傷している。