秋篠宮家の次女・佳子さまは、今年12月に30歳を迎える。20代最後となる2024年、これまで以上に公的な活動に励み、より充実した日々を重ねることだろう。29年の歩みを振り返りながら、広く国民に親しまれる佳子さまの「今」─。
「やっぱり、ひとつの出来事として、下の娘が小学校に入学したというのは大きいことだったと思っております。えー、毎日、朝7時40分ぐらいでしょうか(姉、小室眞子さんと)仲良く元気に学校へと出かけて行っております」
長女・眞子さんと登校していた佳子さま
2001年4月10日、秋篠宮ご夫妻の次女、佳子さまは東京都新宿区にある学習院初等科に入学。同年11月に行われた誕生日会見で秋篠宮さまは冒頭のように、佳子さまが同じ学校の4年生である長女、眞子さんと一緒に自宅から登校している様子を紹介した。
秋篠宮邸のある赤坂御用地と学習院初等科は道路を挟んで隣接している。入学式の日の朝、秋篠宮ご夫妻と佳子さまは、赤坂御用地内を通り抜け、横断歩道を渡って初等科正門に到着した。赤のスカーフ、紺のセーラー服の制服を着た佳子さまは、ベージュのスーツ姿の紀子さまの手をしっかりと握っていた。秋篠宮さまは、落ち着いたネクタイにスーツという装いだった。
3人は、正門で出迎えた学校関係者に挨拶し入学式に出席した。佳子さまたち新入生は「私たちは、今日から学習院初等科の1年生です。良い子になります」と、誓いの言葉を述べたという。正門前では記念撮影する新入生の家族たちの姿が多く見られた。先述の会見で紀子さまは、次のように佳子さまの近況などについて語っている。
「今は入学してから半年以上がたちまして、よく佳子は眞子と一緒に仲良く学校の話をしたりしている姿を見ますと、だんだん慣れてきたのではないかと感じております」
「夏休み前にアサガオを持ち帰りまして、夏休み中は、佳子は毎日、水やりをして、そして成長を観察しながら日記をつけました。さらに、咲いたアサガオの花を押し花にしたり、また、花を使って糸や布などを染めたりもしました」