重視されるのは「規則違反か否か」
顔が違うどころか、顔を出さない覆面議員に関しても同様。違反にはならないという。
「覆面レスラーで大分市議のスカルリーパー・エイジ氏は、覆面姿の顔写真が市議会ホームページに掲載されていないことを『人格権の侵害』と訴え、掲載が認められるという騒動がありました。しかし市議会では帽子やコート、マフラー、杖、傘などを着用、携帯してはならないという規則があります。覆面の項目はないものの、市議会側はこのルールにのっとっていたようです。
かつてアントニオ猪木氏が参議院議員だったころ、トレードマークの赤マフラー姿で登院したら規則違反で禁止されたこともありました。有権者にとっては猪木さんを認識するアイテムでもルールで禁止される。なので、本人かどうかよりも規則違反か否かが問題になるようです」
議会における細かいルールはあれど、“盛り”や“加工”は咎められないようだ。しかしポスターと顔が違うのは有権者にとってはかえって悪印象につながる。なぜここまで別人にしたのか……。
ひろゆき氏に“盛りポスター”を指摘された三浦えみ市議の事務所に回答を求めたが、電話がつながらずに返答を聞くことができなかった。
少しでもきれいに見せたい気持ちはわかるが、過度な“盛り”は不信につながりかねない。