彼女のプロフィール文を掲載している会場に問い合わせてみると、
「掲載したのが10年以上前で当時の担当者も辞めてしまっており、経緯や詳細まではわかりません。しかし、通常であればプロフィール文は本人側から提供してもらったものを掲載しています」
末延氏の受賞記録は「確認できない」
それならばと、コンクールの窓口を担当する国内のNPO団体に末延氏の受賞歴を問い合わせてみた。
「末延さんは、2004年のコンクールに参加していると記録されているので、2003年は誤りです。また、2004年のコンクールにおける末延さんの受賞記録は確認できませんでした」
このコンクールのディプロマ賞は、いわゆる“奨励賞”であるため、公式記録の対象外だという。
「受賞者は基本的に1位から3位、場合によっては6位まで記録しますが、いずれも末延さんのお名前はありません。本人がディプロマ賞を受賞しているというのであれば、そうかもしれませんが、20年前のコンクールですし、われわれが確かめる手段はありません」(前出・NPO団体の担当職員)
末延氏のSNSにもコンクールの受賞歴に関して問い合わせたが、期日までに返答はなかった。
末延氏の単なる勘違いか、それとも─。