定期的にリニューアルを繰り返し、さらに限定ユニフォームも制作したりと、各球団の資金源として欠かせない応援グッズとなっているレプリカユニフォーム。試合だけでなく“普段使い”できる、各球団がこだわりを追求したデザインの結果との側面もあるようだ。
一方で、今回の“黒ユニ”が話題になったことで、かつてのひと目でファイターズとわかるユニフォームを懐かしむファンも。
日ハムといえばオレンジよ
《帽子とアンダーシャツはオレンジにしてほしかった。かっこいいとか悪いとかの問題じゃなく、日ハムといえばオレンジよ》
《ファイターズのユニフォームは白地に黄色とオレンジのが1番スキ。 ビジターがオレンジだったのもまたいい》
《日ハムがオレンジを纏っていたことをレジェンドユニフォームで知ったファンは多いと思う》
1980年代から90年代初頭にかけて、読売ジャイアンツと共に東京ドームを本拠地とした時代を象徴する、ファイターズカラーとして知られた「オレンジ」。現在も白地に鮮やかなオレンジと黄色のラインが入ったユニフォームを好むファンは多い。
「“トレンディーエース”西崎幸広さんはオレンジがよく似合っていましたね。当時はホークスの前身である『南海ホークス』のグリーンや、『西武ライオンズ』のブルーといった原色系を基調にしたユニフォームも多く、他球団も赤や水色を取り入れたカラフルなユニフォームがトレンドでした。
文字通り各チームの“色”が出ていた時代でしたし、近年では復刻版ユニフォームとして選手たちが着る機会もありますが、やはり我々のようなオールドファンはワクワクしますよ。何よりも原色のユニフォームはグラウンドに映えますから」
“黒ユニ”試合が行われた同日、7月の9試合で着用する球団創立50周年記念の限定ユニフォームが発表された。白地に黒のピンストライプのクラシックスタイルに、右側の袖口とパンツに入れたラインはオレンジ。ファンも納得のデザインとなったことだろう。