《大谷の絵本から一平消されてて草》
とある2枚の比較画像が添えられたX(旧ツイッター)ユーザーのポストがバズっている。
“大谷の絵本”とは、『世界文化社』が発行する絵本『野球しようぜ!大谷翔平ものがたり』のことで、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平の半生を物語仕立てで描いた作品だ。
韓国・ソウルでの開幕シリーズと同じ3月20日に初版が発売されると、子どもに読み聞かせたい親がか求めたのだろう。完売する書店が続出し、1か月で3刷重版、累計9万部が決まった大ヒット絵本だ。
そんな大谷絵本で指摘された違和感ーー。
物語終盤で描かれた、優勝の夢に向かった《あらたなちょうせん》のページ。やさしいタッチで描かれたドジャース入団会見時の挿絵には、新ユニフォームを着た大谷とデーブ・ロバーツ監督が握手を交わしている。
ところが、もう1枚の比較画像では、大谷の右隣に手を前で組むスーツ姿の男性が。そう、水原一平元通訳らしき男性の姿が描かれているのだ。冒頭の“一平消されてて”が事実ならば、初版分に登場していた水原氏が重版分では修正されたことに。
スポーツ違法賭博への関与によってドジャースから解雇を言い渡されたのが3月20日。絵本の発売日とあって対処できるはずもないが、騒動を受けて急きょ、重版分の編集作業で差し替えたことが想像できる。
差し替えは大谷サイドの要望か
この“大谷の絵本”の変更にSNS上では、
《しかたない、そうなるよね》
《大谷が主人公の絵本で大谷の横に大谷から金盗んだ奴をしれっと友達みたいに並べとくわけにはいかんやろそりゃ》
《正直こういうのは賛成出来ないんだよなぁ。そのままでいいじゃん》
などと、賛否を含めた様々な意見が上がっている。
※以下、4月19日20時追記。
水原氏の挿絵の差し替えは本当にあったのか、『野球しようぜ!大谷翔平ものがたり』発行元の世界文化社に聞くと、
「事実です。4月中旬出荷分の3刷目より対応しております。大谷選手サイドと協議をした結果、修正致しました」
修正があったことを事実とし、大谷サイドとの話し合いの結果とした。
子どもに夢を与える絵本だけに、致し方ない差し替えだったのだろう。