大変和やかな時間
「須崎御用邸で皆さまと大変和やかな時を過ごさせていただきました。その折には、眞子と佳子が自分たちは小さいとき、どのようなことで喜んだのかと私に尋ねながら、御用邸でどのようにすれば敬宮さまがお喜びになるかを相談しながら旅の支度をしておりました。
御用邸ではしっかりと座られるようになりました敬宮さまと娘たちが整えたおもちゃで遊びましたり、初めて浮き輪をおつけになって海で泳ぎになりました敬宮さまのそばで娘たちも泳ぎましたり、お可愛らしい表情豊かな敬宮さまと娘たちは夏の時を大変楽しく過ごさせていただきました」(紀子さま)
「どういうんでしょうか。やはり小さい1歳未満の子どもでも、例えば私たちを見るのとは少し違う感じでうちの娘たちのことを見ていたような感じもいたします」(秋篠宮さま)
「娘たちはどのおもちゃがよろしいか選んでおりますときも、これはやわらかくて遊びやすいとか、これはちょっとまだ硬くて危ないのではないかと考えながらおもちゃを選んでいるところは、どうでしょうか?」(紀子さま)
「そうね。可愛らしいという気持ちを強く持って、遊んでいたんでしょうね」(秋篠宮さま)
ご夫妻はこのようなやりとりをしながら、佳子さまたちが愛子さまを妹のように可愛がる様子を振り返った。
前年の'01年4月、佳子さまは学習院初等科に入学したが、同じ年の12月1日、愛子さまが生まれている。愛子さまにとって佳子さまは、姉のような存在だ。