こうしたアニマルセラピーは多くのところで取り入れられているという。
「入院している患者さんのために、アニマルセラピーを導入している病院があります。海外ではオリンピックの予選会にセラピー犬を呼び、選手をリラックスさせたこともあります。そういう場ではプレッシャーがかかるので、気持ちをほぐして本来の力を発揮するために、触れ合ってから予選会に臨んだようです」(とちぎアニマルセラピー協会)
大谷夫妻の“ゲン担ぎ”
デコピン以外にも真美子夫人が“推す”動物がいて─。
「真美子さんはクオッカという動物が好きと話していました。オーストラリアにいるカンガルーの仲間にあたるかわいらしい小動物です。もしかしたら大谷選手と一緒に動画を見ているかもしれませんね」(真美子夫人の知人)
クオッカとはどういう動物なのか。日本で唯一、クオッカを飼育している『埼玉県こども動物自然公園』の田中理恵子園長によると─。
「クオッカはわかりやすく説明すると、小さなカンガルーです。大きさとしては猫くらい。基本的にはおとなしい性格ですが、オスが縄張り争いをするときには激しいケンカをします。生息地としてはオーストラリアですが、希少動物なので保全活動が行われています。保全活動をしないと10年で絶滅するともいわれています」
2019年ごろから世界で注目が集まり始めたというクオッカ。その姿からあるニックネームもついた。
「下からのアングルで見ると口角が上がっているため、笑っているように見えます。そこから“世界一幸せな動物”と呼ばれるようになりました。クオッカとツーショットを撮ると幸せな気持ちになれると、アメリカのセレブたちがオーストラリアまで行って写真を撮ってSNSにアップしたりしています。最近では企業のマスコットにクオッカが使われたりと、人気が出てきている印象です」(田中園長)
縁起のいい動物以外にも、もう一つ“ご加護”がありそうな特別な趣味が真美子夫人にはあるという。
「バスケの選手時代は神社やお寺を巡って御朱印を集めることにハマっていました。遠征に行くと、現地の神社などにほぼ必ずお参りしていました」(前出・真美子夫人の知人)
実は大谷にも、信心深いところがあった。
「エンゼルス時代、不調になると、打席でつける手袋を替えたり、“バットを生き返らせる”と言って心肺蘇生のようなしぐさをしたり、“眠気覚まし”のコーヒーをかけたりしていました。ほかにもチームメートとお互いのバットに“ヒット”と書き合うことも。そこから調子を上げていましたね」(前出・スポーツ紙記者)
縁起を大事にする2人。幸いにもロサンゼルスには、アメリカではとても珍しく、貴重な場所があった。
「『リトルトーキョー』という日本人街があるのですが、そこに高野山の米国別院があるんです。御朱印をもらうことも可能。真美子さんなら、絶対に訪れたい場所でしょう」(在米ジャーナリスト)
移籍に結婚、“親友”の裏切りと環境が大きく変わった今年。ここまで好調なのは、真美子夫人のおかげ!?