《誤字してしまったこと、本当にメンバーで気付けなかったのはダメだと思ってます》
と謝罪。だが、誤字よりも高校野球ファンを怒らせたのは、歌詞そのものだった。
《野球を舐めてる》
「《前を見てる君に 世間の外野なんて 聞こえない》というフレーズがありますが、野球で“外野”といえば、外野手のことをイメージしますよね。『熱闘甲子園』のテーマソングといえば、野球にまつわるフレーズが使われることが定番となっています。
ねぐせ。もそれを意識して“外野”という言葉を選んだのかどうかは定かではありませんが、この文脈では“関係のない第三者の声なんて聞こえない”という意味になってしまう。野球の応援ソングでありながら、野球用語をマイナスな意味で用いてしまっているわけです」(前出・スポーツ紙記者、以下同)
実際、SNS上では、
《野球のテーマソングなのに、外野を悪い意味で使うのは論外すぎる》 《野球を舐めてる》 《野球知らないのに野球用語を無理矢理入れたようにしか見えない》 《外野が「ポジション」じゃなくて「やじってる奴ら」の意味で使われてるの怒りしか湧かない》
などと、酷評されてしまっている。
「これまでの『熱闘甲子園』テーマソングでは、FUNKY MONKEY BABYSの『あとひとつ』やOfficial髭男dismの『宿命』など、数々の名曲が誕生しています。なかでも、『宿命』は野球用語を上手に取り入れていた、と今回の炎上で再脚光を浴びるほど評価が高いんです。長年続く、ファンの期待値が高い番組であるからこそ、バンドやスタッフ、番組側はもっと慎重に曲を仕上げるべきでした」
夏の甲子園開幕まで残り2か月。ここから挽回することはできるのだろうか。