もみ消しは「絶対にできない」

 また、報道されたことによって莫大な損失が生まれるような案件なら別だが、不倫スキャンダルで10億円の損失が生まれることは「まずない」という。

「多数のCMに出演していたり、ドラマに出演中あるいは放送が予定されていてすでに撮影が終わっているとか、レギュラー出演している番組が複数あるということになれば、スキャンダル発覚による違約金が莫大な額になるケースはあります。ただ、それでも10億円まではいかないでしょう。また、活動休止を余儀なくされる場合でも、薬物乱用や被害者がいる刑事事件のような犯罪でない限り、復帰にそこまでの時間がかかることはないだろうし、星野さんなどのミュージシャンは、音楽活動を続けることもできる。ですから、不倫疑惑が万が一事実だった場合を想定しても、事務所が10億円を払うことは到底考えられないのです」(同・芸能プロ幹部)

 メディアの人間は、今回の騒動を一笑に付する。

「仮に星野さんと林田アナが不倫関係にあったとして、それを証明する現場を押さえようとすれば、相当な機動力が必要となります。詳細な情報収集と記者、カメラマンもある程度の人数が必要となります。名前の知られている有力な週刊誌でなければ不可能でしょう。そんな媒体を抱えているのは大手雑誌社なので、もし“お金をもらって記事を差し止めた”なんてことがわかったら、信用にかかわる大問題。その週刊誌は廃刊になる危険性もありますし、雑誌社も世間の非難を浴びることになります。お金でもみ消すなんて、絶対にできないことです」(ワイドショースタッフ)

 滝沢氏自身が「10億円支払うから暴露を止めてくれ、と事務所に持ち掛けられた」というならまだしも、もしよそから得た情報の裏取りもしっかりとせずに発信しているとしたら、フォロワーも愛想を尽かすだろうし、しっぺ返しを食らうこともある。たとえ実名が出ない暴露でも酒席で交わされる噂話ではないのだから、ファクトが要求されるのは当然のこと。過去には週刊誌も噂話や目撃情報で記事を作ることもあったが、今はそれが許される時代ではない。噂話を垂れ流すだけの“暴露系”だとしたら、限界が近いのではーー。