「健康面も含めた明菜さんの近年の活動状況、また昭和の時代に生まれた“芸能界の闇”に巻き込まれたような噂なども相まって、明菜ファンは、単に“好き”というレベルを超えて、人生をかけて応援しているという人が少なくない印象です。ただでさえ本人に直接会える機会はかなり限られている。落胆という単純な言葉では表現できないですね」

運営に殺到した“不公平”クレーム

 今回のファンクラブ会員限定イベントは、全5公演に対し、複数公演に申し込みをすることができた。そこで“全敗”した人がいた一方で複数当選した幸運なファンも。しかし、おそらくこれが原因のひとつとなり、ファンクラブ運営に怒りが向けられることになってしまい……。

「かなりの数の落選者が出たことを前提に、一方で複数当選した人がいたこと、そしてそれをSNSに投稿した人がいたことで、ファンクラブ運営にクレームが入ったようです。内容は“昔からファンクラブに入っているのに落選しました。なぜ考慮してくれないんですか?”“複数公演当選している人をSNSで見ました1人1公演までにしてくれませんか?”といったものです」

2017年のディナーショー以来6年半ぶりにファンの前に立つ中森明菜(公式サイトより)
2017年のディナーショー以来6年半ぶりにファンの前に立つ中森明菜(公式サイトより)
【写真】顔も声も若返った? 6年ぶりの近影にファンから驚かれた中森明菜

 そのため運営側は異例ともいえる対応を取った。

運営側は当選発表から間もなく“公正に抽選している”といった旨の声明をメールで送付しました。わざわざ言わなくていいとも思う内容ですが、クレームがかなりの数届いたため致し方なかったのでしょう。正直、“運がなかった”としか言えないのですが、特に全敗した人が複数当選に対して文句を言いたい気持ちはわからないでもないですね……。今回のイベントの映像化など、なんらかの施策が今後取られるといいのですが」

 これを機に明菜がファンの前に立つ回数は増えるか─。