競合するタレントYouTubeチャンネルを寄せ付けない強みも

 SHELLYといえば、2023年5月には衆議院の法務委員会に参考人として出席した経緯も持つ女性。

 既にライフワークとなっている性教育についての意見を国会で堂々と訴える様子は話題を呼んだ。

 そんな彼女のYouTubeチャンネルの運営方針について、タレントのYouTube活動に明るい芸能記者はこう褒め称える。

「彼女の場合、他にも多様性や性的同意についても真摯に発信を続けていますが、YouTubeにおいては他の芸能人との差別化を図る上で、SHELLY性教育への着眼点は奏功しているとも思われます。

 エロ系のコンテンツはYouTubeではBAN対象(チャンネルや動画の削除)となりやすいですが、こういった動画スタイルならその心配もありません。

 同種のYouTubeチャンネルが今後誕生したとしても、SHELLYさんのネームバリューには勝てない可能性が高いので、良い着眼点だなぁと感心しています。他のパッとしないタレント系チャンネルも見習う部分が多いのではないでしょうか」

 実際に動画のコメント欄を見ても「勉強になった」と感じている視聴者は多い様子。

 性教育コンテンツを発信する以前のSHELLYはハーフタレントやモデルとして、または司会者としてという印象だったが、性教育を前向きに発信し続ける姿は多くの人に影響を与えるだろう。彼女を取り巻く環境は以前とは全く違ってきている。彼女に対しての周囲の認識もさらに変わっていくのかもしれない。

(取材・文/松本ミゾレ)