1回目の出廷となった5月14日、現場で取材にあたった『スポーツ報知』記者は水原被告の“ある変化”を伝えていた。
《真横に立つ水原被告からは、タバコのにおいがしなかった。ヘビースモーカーだった彼は、球場ですれ違うたびにいつもタバコのにおいがしていたのに…。この事件発覚を機に、好きだったタバコをきっぱりとやめたのだろうか》
通訳時代から愛煙家として知られた被告から“タバコの匂い”が消えていたことから、賭博事件を機に禁煙したのか、それとも出廷に備えて我慢していたのか、と生じていた疑問。
屋外での喫煙は全て禁止ではない
結果、きっぱりタバコをやめたわけではなかったようだが、もう一つ気になってしまったのが“彼”がタバコを吸っていた場所。日本では東京をはじめ、各道府県にて指定された喫煙所以外での路上喫煙を禁止する条例が定められている。国内では“あり得ない行為”に映るーー。
海外事情に詳しい大手旅行代理店・営業スタッフに聞くと、「カリフォルニア州の全域で公共の施設内では、電子タバコも含めて禁煙です」と屋内で喫煙はできないとのこと。ところが、
「屋外でも特定の歩道やビーチ、公園内などでは禁煙とするケースもありますが、基本的には建物の入り口から6メートル以上の距離をとれば路上でも喫煙可能です。
世界的に禁煙傾向にはありますが、実は屋外での喫煙を全面禁止とする国はそれほど多くはなく、日本でのルールを知らない外国人観光客が路上喫煙を指摘されて戸惑うケースも多いですね」
ニューヨークポストの“男性”が現地の喫煙ルールを守っていたかは定かではないが、少なくとも大谷への返済生活を控えた水原被告は、お節介ながら10ドル超えも珍しくないタバコはやめた方がいいように思えるが。