ロールモデルは高円宮家久子さま

6月1日の『霞会館』の記念式典には高円宮家の久子さまも参加された
6月1日の『霞会館』の記念式典には高円宮家の久子さまも参加された
【写真】那須御用邸滞在中に『カローラII』のハンドルを握られた雅子さま

 一方、皇室には信頼のおける見本となる方もおられる。

「高円宮家の久子さまがお手本になるのではないでしょうか。久子さまは旧華族や名家出身の方々を招いてパーティーを催すなど、お子さま方の“婚活”をサポートしてこられました。そうしたご尽力もあってか、次女の典子さんは皇室ともゆかりのある『出雲大社』の宮司を務める千家国麿さんと結婚。三女の絢子さんは通産省(当時)の元職員だった父親を持ち、現在は日本郵船に勤務する守谷慧さんと結婚されました。雅子さま愛子さまのために、ご自身ができることを模索されていることでしょう」

 実は、高円宮家には両陛下の恋を水面下で“アシスト”された方がいた。

「高円宮家の当主で'02年に薨去された憲仁さまです。'87年4月、当時皇太子の天皇陛下と、外務省勤務だった雅子さまを高円宮邸のホームパーティーに招待されました。そのころから憲仁さまは“皇太子妃は雅子さんしかいない”と周囲に話していたそうです」(宮内庁OB)

 天皇陛下と雅子さまはデートひとつとっても、簡単には実現しなかった。

「'92年10月、当時皇太子だった陛下と雅子さまは、千葉県市川市にある新浜鴨場でお忍びデート。陛下は侍従職が運転する車で千葉県に向かったのですが、布をかぶってお姿を隠されるなど厳戒態勢でした。この日に陛下は雅子さまにプロポーズされたんです。このデートは皇宮警察や地元で警備を担当するはずの千葉県警などにも明かされず、“隠密作戦”で行われました」

 “一生、全力でお守りします”という陛下のおことばに雅子さまは頷かれ、'93年におふたりはご結婚。'01年に愛子さまが誕生され、今年の6月9日にはご結婚31周年を迎えられた。