日本メディアへの警戒

 昨年までエンゼルスに所属していた大谷。当然ながら当時から大谷の報道は多かったが、彼の活躍を伝える記事が、「なおエンゼルスは敗れた」という言葉で締められることが多々あったため、“なおエ”というネットスラングも生まれた。

「大谷選手が活躍してもチームが勝てなかったエンゼルス時代と違い、ドジャースでは大谷選手が活躍しなくてもチームが勝つことも多い。事実、3日の試合も勝利。“なおエ”と逆の意味で“なおド”な状況ですが、称える記事が出まくっている。もう大谷御用メディアともいうべき姿勢ですね」

大谷翔平、真美子夫人(ドジャースの公式インスタグラムより)
大谷翔平、真美子夫人(ドジャースの公式インスタグラムより)
【写真】「もはやディズニーランド」豪華すぎる大谷の新居の内部写真

 一方、ドジャース側はこのような日本メディアを警戒している様子。

「本拠地ドジャースタジアムの三塁側ファウルゾーンに《PHOTOGRAPHERS OR MEDIA BEYOND THIS POINT》という“この位置以降はメディア立ち入り禁止”の立て看板が設置されています。横には日本語訳看板も」

 その状況を現地取材している日本メディアの記者がXに投稿している。

なぜ注意の看板が設置されるかといえば、ルールを破る人がいるからに他ならない。日本語訳があるということは日本のメディアに対しての注意です。そんな状況を《アグレッシブなメディアに対して》などと表現し投稿は反感を買っています。“テヘ(苦笑)”みたいなテンションでしたからね。大谷報道のためにアグレッシブに何をやってもいいとでも……。その程度の意識なのです」

 日本が誇れる日本人・大谷。誇れない日本メディア─。