薬果/ヤックァ
薬果は小麦粉、しょうが、ごま油などで作られた生地を型抜きして低温の油で揚げ、シロップ漬けにした甘みの強い韓国の伝統菓子。
「宮中で食べられていたお菓子で、祝事の供え物という側面も強かったのですが、最近ではかき氷や洋菓子の上に薬果がトッピングされたものが『映え系スイーツ』として話題」
『METDORU CAFE』東京都新宿区百人町1-1-26 1F
ソボロパン
日本のメロンパンのようなカリカリのクッキー生地がのったパンで、ポロポロとしたクッキー生地が日本の「そぼろ」に似ていることから、この名前がついたそう。
「韓国では昔からある定番の菓子パンですが、BTSがバラエティー番組でソボロパンを話題に出していたり、日本の女子高生が選ぶ『渋谷トレンドサーチ』でもブームになりそうと注目されています!」
『OKUDO大久堂』(おくだん)東京都新宿区百人町2-2-9
教えてくれたのは……野原由美さん●韓国餅研究家・バリスタ。韓国料理研究院で韓国料理技術を学ぶ。日韓農水産食文化協会主催の韓国料理部門など受賞。著書に『米粉で作る 韓国餅のおやつ』(グラフィック社)。
写真/齋藤周造、各店舗提供