矢部さんも渡米後のファッションには“大谷らしいさわやかさ”があると高く評価をする。
「カジュアルなアイテムにレザーベルトとレザーシューズを合わせているから“カチッと感”もあり、きれいめなコーディネートでさわやかな好青年という感じ」
結婚を境に“LA風ミニマルスタイル”
真美子夫人というパートナーもできた今年。ファッションもさらに洗練され、おしゃれになってきたようだ。
「白Tシャツと黒スキニーパンツは王道コーデ!さわやかでとても良いです。ニューバランスのロゴもさりげなく小さく入っていて、おしゃれ度がアップしている」(矢部さん)
世界的なトレンドにも詳しい高はしさんも、この大谷のコーディネートには感心する。
「大きめのTシャツにワンポイントが入っているのは、今のトレンドを組み入れている軽やかさがあります。背負っているバックパックもバランスよく取り入れられて、大人なLA風ミニマルスタイルになっています」
今年に入ってからのファッションの変化には、やはり“あの人”の影響があるのではないかと、高はしさんは予想する。
「結婚して、日本人特有のシンプルなミニマルコーデを意識していることから、奥さまの影響が大きいのではないかと推察できます」
モデル経験もある真美子夫人は、おしゃれ指南者として申し分なさそうだ。
「真美子さんはファッション誌『Safari』で特集されたり、兄が経営するアパレルブランドではモデルとして登場しています。現役のバスケ選手だったころは、コンプレックスに感じている部分をどうやったら隠せるかなど、おしゃれに気を使っていました。大谷選手にも、女性目線やアスリート目線でファッションのアドバイスをしている可能性は十分ありますね」(真美子夫人の知人)
大谷の様変わりぶりには、真美子夫人のエレガントな手腕があった!?
矢部義浩 スタイリスト歴20数年。テレビ番組や雑誌、広告で活躍するほか、タレントの専属スタイリストもこなす
高はし賀子 ファッションジャーナリスト。テレビや雑誌など多数のメディアでトレンドや芸能人のコーデを解説している