目次
Page 1
ー 心がけたのは「芝居しすぎないこと」
Page 2
ー 初めてのラブシーン 
Page 3
ー 仕事を言い訳にしないカッコいい大人に

 

 結婚7年目を迎える相原一子(いちこ・高畑充希)と二也(おとや・岡田将生)。30代半ば共働き、セックスレスのふたりは、結婚生活を続けるために“婚外恋愛を許可する”秘密の協定を結んでいた。

 ドラマ『1122 いいふうふ』で、友人から聞いた女性向け風俗へ足を運んだ一子が出会う、金髪の美青年・礼を演じているのがTHE RAMPAGE吉野北人(27)。

心がけたのは「芝居しすぎないこと」

「お話をいただいたのは台本が完成する前。礼が女性向け風俗店のセラピストでベッドをともにするシーンがあると聞き、初めて挑戦することでもあるので少し考えました。でも、スタッフのみなさんが“すごくいい作品”とおっしゃるし、高畑充希さんのような素晴らしい女優さんとご一緒できる機会を逃すのが惜しくて“やります!”と(笑)。

 できあがった台本を読んだら、とても大事な役どころで。不安もありましたが、撮影が楽しみでした

吉野北人 撮影/矢島泰輔
吉野北人 撮影/矢島泰輔

 リアルを追求しているように感じたという今泉力哉監督に応え、芝居しすぎないことを心がけた。

1シーンを4回、5回と何度も演じることが多かったです。こういう撮影の仕方は初めてだったのですが、テイクを重ねるごとにその場の空気感をより理解し、つかんでいけるので、演じやすかったですね。監督と相談しながら、アドバイスをいただきながらの撮影でした。

 礼のゆっくりとした話し方は、日頃の自分に近いかもしれません。よく“マイペースでおっとりしている”と言われるので(笑)。一子を優しく包み込む存在にしたかったので、速いテンポより、ゆっくりしているほうがいいと思いました

 二也と彼の婚外恋愛の相手に対して複雑な思いを抱く一子にとって、礼は特別な存在になっていく。

「自分に対してすぐに本気になってしまう女性ばかりの中で、一子は少し違った。だから礼も惹かれたんじゃないかと思います。女性を癒す仕事と割り切っていながら、彼女に対しては好きという感情がある」