天野っちの運転でやすの故郷・宮崎への旅も
天野っちの運転でやすの故郷・宮崎への旅も
【写真】癒される! 仲良しすぎる50代おじさんたちのオフショット

《ウドちゃんは自分の信念をよくも悪くも貫く人間である。その信念に対して合う、合わないはあるが、信念そのものに悪がないのだ。だから今は本人の思いをしっかり聞いてから、自分の思いを伝えるようにしている。まるで獰猛な犬を諭すような気持ちである》(『キャイ〜ン ずん 作文集』天野の作文より抜粋)

やすが3人をお手本にしている理由は

やす そういう意味では、俺もこの3人はお手本ですよ。俺を常に気遣ってくれるんです。相方なんて自分のことよりも先に他人のことですから。俺は常に自分のことしか考えないのに。

飯尾 やすはいつも髪の毛のこと考えてるんじゃないの?

やす こらっ! こういう人の外見をちゃかす人は嫌われますよね。

ウド やすぼんは、自分の髪の毛と真摯に向き合っていることを今回、本に書いてます。

《私が26歳から30代半ばまで、明け暮れた戦いがある。それは抜け毛との戦いだ。この戦いは皆が経験するものではない。経験をせずに一生を終える人間のほうが圧倒的に多いだろう》(『キャイ〜ン ずん 作文集』やすの作文より抜粋)

天野 アハハ。

やす いやいや、髪の毛はさておき、この3人と一緒にごはんを食べに行ったら、3人はみんなにごはんが行き渡ったかな、とチェックしてから、自分が食べ始めるんですよ。もう思いやりの塊。

飯尾 家族が多かったからだよね。

やす 俺も家族が多かったけど?

ウド 4人兄弟だもんね、やすぼん。

天野 僕より多いじゃないか!

やす 俺はこの3人をお手本にして、いろんな会食の席で周りに気を使うようにしているので、俺はいい人みたいに見えることがあるかも。

飯尾 そんな人間じゃないけどね(笑)。

《天野はやすのことを「やす」、もしくは「栗頭先生」。ウドは「やすぼん」。浅井企画の先代の浅井社長は、関根くん、小堺くん、天野くん、ウドくん、飯尾くんと呼ぶ中、やすには「やすさん」とさん付けでした》(『キャイ〜ン ずん 作文集』飯尾の作文より抜粋)

天野 でも、「いい人」の定義って何だろうね? 僕は前から思ってたんだけど、相手に嫌われてるんじゃないかなって思うことがあるでしょう? でもそれって、実は先に自分が嫌ってるんじゃないかなと思いますよ。自分が苦手だと思うから、相手も自分を苦手と感じてる。すべて自分発信なんですよ。

飯尾 あー、確かにそうかもしれない。俺も好きな人のところにしか行かないかも。好きな人には嫌なことはしないから、嫌な人にはならない。好きな人とは楽しいだけだから、相手から嫌な人にはなっていないかも。

天野 そうね。好きな人にちょっと嫌なことされても許せるしね。そうなると、許容範囲が広いねって言われるし、飯尾くんの考えが一番しっくりくるかも。つまり、好きな人に囲まれるのが好かれるコツ。

 4人を端的に表すのが、書籍の副題『ほぼ同じで、ぜんぜん違う』だ。ほとんど違う性格というが、考えていることも一緒、30年強、芸能界で生き残り続けていることも一緒だ。

やす 俺は、ギリギリです!

ウド アハハハハ。