「またコンパかよ、というのが正直な気持ち」
「チーム事情というよりも、佐野選手自身の問題でした。正確には今回と同様に佐野選手と一部チームメイトの問題です。佐野選手とチームメイトの同じくレギュラー格の選手が飲酒・喫煙を伴った“合コン”への参加が発覚したことです」(前出・鳥取県のサッカー関係者、以下同)
一部報道によると、今回の佐野容疑者の性的暴行は、ホテルのパーティールームで男3女2の合コンをしていたことに端を発している。
「今回、逮捕された事件と結びつけるわけではないですが……。またコンパかよ、というのが正直な気持ちです。飲酒・喫煙と性的暴行では比べ物になりませんが」
そのような“問題”が発覚しながらも、佐野容疑者はその年の高校サッカー選手権にレギュラーとして出場している。
「夏のインターハイまでレギュラー番号の7を背負っていましたが、選手権は27番に。合コンに関わったチームメイトも同様に大きな番号の登録でした。佐野選手の髪は坊主が少し伸びたような感じ。当時、選手権を見たサッカーファンは“佐野っていう有名な選手でしょ? なんであんな大きな番号なの?”と疑問に思った人もいたと思います。プロでは大きな番号を背負う選手もいますが、高校サッカーは基本的にレギュラー選手は1〜11番を背負いますから。エースナンバーを14や13としている高校も一部ありますが」
サッカーメディアの記事にあるように、当時、佐野容疑者は全国への切符を争う県大会を出場しなかった。
「米子北関係者のなかには佐野選手を全国大会で使うことに反対する人も当然いました。しかし、“結果”が欲しかったのでしょう。米子北は県内では敵ナシと言っていいですから、県大会期間を実質的な謹慎期間にしたというか……。“応援できない”と怒っている関係者も少なくなかったですよ。前回ベスト8でしたが、この大会では2回戦敗退。“こんなチームなら早々に負けるのも当然”だと……。この件から“素行不良”と判断し、獲得を検討しながらもオファーしなかったJクラブもあったと聞いています。ただ、念願のプロ入りを果たし、そしてJ2リーグからJ1リーグにステップアップし、さらには代表選出、海外挑戦と、プロとして、そして大人として成長したと思っていたのですが……。10代から彼を見続けてきましたが、本当に、本当に、ただただ残念です」
性的暴行容疑に対しての佐野容疑者らの認否は現状明らかになっていない。